月曜日の朝、
改札を通った瞬間に、身体が重くなる。
心がついていかない。
電車のホームに並ぶ人たちはみんな、同じ方向を見て立っている。
その中でひとり、自分だけが別の世界にいるような気がして、
ふっと、心が遠のく。
車内は静かで、窓に映る自分の顔が少し疲れて見える。
SNSでは「今週もがんばろう!」なんて言葉が流れてくるけど、
その明るさが、今は少しまぶしすぎる。
スマホを握る手の中で、誰にも見せられないため息が小さく揺れる。
何もしたくないのに、動いている自分
本当は、家から一歩も出たくなかった。
でも身体は、習慣のように動く。
歯を磨いて、服を着て、改札を抜けて、電車に乗る。
まるで“生きてるふり”をしているみたいに。
社内ニートだった頃の私もそうでした。
職場に向かう電車の中で、
「行っても何もない」「帰りたい」「でも休む勇気もない」
そんな言葉をずっと頭の中で繰り返していました。
あのときの私は、まるで透明人間みたいに、
世界にいるけど存在していない気がしていた。
通勤中に泣きたくなるのは、心がまだ動いている証拠
電車の中で、理由もなく涙が出そうになるときがあります。
それは弱さじゃなくて、
「もう限界だよ」って心が教えてくれているサイン。
無理に明るく振る舞わなくていい。
「行きたくない」「怖い」「疲れた」
そう思うのは自然なことです。
むしろ、ちゃんと感じられているからこそ、
あなたは壊れていない。
今日を“がんばらない日”にしてもいい
もし、今この電車の中で気持ちが沈んでいるなら、
今日は“がんばらない日”にしてみませんか。
完璧に仕事をこなさなくてもいい。
定時まで黙って座っているだけでもいい。
それでもあなたはちゃんと会社に来て、
社会の中で生きようとしている。
それだけで、もう立派なことです。
ほんの少しの「自分時間」を見つけて
帰りにお気に入りの飲み物を買って帰るとか、
駅のベンチで少し空を見上げるとか、
そういう“自分だけの小さな儀式”を持つと、
心が少し軽くなります。
私も、そんな日々を積み重ねながら、
やがて自分の言葉を書き始めました。
誰かに必要とされない日々の中で、
“自分の声”を取り戻せた気がしたから。
通勤電車の中でこの記事を読んでくれてありがとう。
あなたが今、ここまで来たことだけで十分すごいです。
どうか今日は、自分を責めないでくださいね。
もしよかったら、コメント欄であなたの気持ちを聞かせてください。
「つらい朝だった」「わかる」そんな一言でもかまいません。
この場所が、あなたの心が少し休める駅になりますように。
── 社内ニート経験者ぽしゃより

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