電車を降りて、会社のビルが見える。
足が重くなるのを感じながら、自動ドアをくぐる。
空調の風の匂い。コピー機の音。
週末の余韻は一瞬で消えて、
体の奥がすっと冷たくなる。
デスクに着いて、パソコンを開く。
メールをチェックするふりをして、
何も頭に入ってこない。
周りの人たちは普通に会話しているのに、
その声が遠くから聞こえるみたいに感じる。
月曜日は「世界が動いていて、自分だけ止まっている」日
出社してすぐ、あの感覚がくる。
みんなは忙しそうにしているのに、
自分のタスクは何もない。
「今日も私、必要ないのかもしれない」
そう思った瞬間、胸の奥がじんわり痛くなる。
上司に「おはようございます」と声をかけても、
そっけなく返されるだけ。
何か話したいのに、話題がない。
誰も悪くないのに、
自分が空気のように扱われている気がしてしまう。
会社という場所が「自分の居場所じゃない」と思う朝
社内ニートだった頃、
私は毎週月曜日の朝にこう思っていました。
「今日こそ何か言われるかもしれない」
「今日も何も言われないのかもしれない」
どちらにしても怖かった。
会議室の笑い声が聞こえるたびに、
自分だけ外側にいるような気がした。
“いるのに、いない”――
その感覚がいちばんつらかった。
それでも、あなたはちゃんと「来た」
でもね。
どんなに苦しくても、あなたは今日ここまで来た。
ちゃんと起きて、準備をして、
会社に足を踏み入れた。
それだけで、もう十分に頑張っています。
もし何もできなくても大丈夫。
“今日は静かに過ごす日”って決めていい。
書類を整えるだけでもいいし、
昼休みに外の空気を吸うだけでもいい。
心が壊れてしまわないように、
小さな逃げ道を作っておいてください。
月曜日の朝を、生き抜くだけでいい
誰にも頼まれなくても、
あなたが今日も会社に来たということ。
それは、ちゃんと生きようとしている証拠です。
どうか、それを忘れないでください。
焦らなくていい。
無理して笑わなくていい。
今日はただ、“ここにいる”だけでいい。
もしよかったら、コメント欄で今の気持ちを教えてください。
「何もしたくない朝だった」「わかる」
そんな一言でもかまいません。
この場所が、あなたの心が少しだけ呼吸できる場所になりますように。
── 社内ニート経験者ぽしゃより


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